何だか
不思議な空間を醸し出しているお店の前を
通りました。
軒先に
「クリスマス・モール」が張り巡らせてあるんですが
ウインドウが
何というか
17世紀の宮廷の女性の様に高く髪を盛り上げた様な
でもそれが男性で
静寂な雰囲気のその横顔全体を
詩的なツリーに飾り付けている
はしごに乗った召使風の人たち。
この横顔
ツリーに見立てた頭のてっぺんに
星の代わりに「太陽」が飾ってあるし
まごう事なき
『ルイ14世太陽王』であります。
全景を見ると
確かにクリスマスなんですが
ウインドーのディスプレーのディテールは
全く「ステレオタイプ」なクリスマスではなく
でも
しっかり
クリスマスのためのデコレーションしてる。
このお店は
「1643年創業ロウソク商」
と何気なく
軒先に歌ってあります。
まさしく
「太陽王」の時代です。
ウインドーに並んでいるのは
どうやら
アロマキャンドルの様です。
そのすぐ近くに
別の
アロマ・オイル屋さんもあった。
そのお店のウインドーには
なんと
「マキ」
が積んである!
アロマ・オイルに「火」を点すのは確かですし
クリスマスに
暖炉の火は欠かせないイメージですが。
星も
靴下も
ツリーも
暖炉すらもなく
いきなり「マキ」だけ積み上げるって
かなりのセンスだと
感心してしまいました。