いつも通る「トロカデロ広場」で
賑やかな音楽が聞こえてて
見てみると
真っ白の礼服のカップルが
こちらに歩いてくる。
改めて横を見ると
最近はほとんど見なくなった
10mほどもあるんじゃなかろうか
という
鯨のような巨大な
これまた真っ白なストレッチ・リムジンが
いるではありませんか。
例によって
結婚式の帰りの写真撮影に来てるんだなと
思ったら
もっと横の方に
なにやらデモ隊が。
当然そっちの方が気になって
近づいてみたら
なんと少人数の別々のデモ隊が
三組も集まってました。
赤いハチマキは若い女性が多く
ミャンマーの人たちによる
反軍事クーデターを訴えるデモ隊。
その横では
キルギス共和国の首都
ビシュケクのトルコ大使館に監禁されてる
人道派の学校の先生の消息を危ぶむ
エルドゥアン弾圧政治反対のトルコ人のデモ隊。
どうやらトルコでは
人権派の文化人たちが
次々と行方不明になっているらしい。
さらに
アフリカの国旗を身に巻きつけた人たち。
こちらはガボン共和国の人たちで
昨年から高まっている
植民地時代に持ち去られた文化財の
返還を訴えるデモ隊。
まだ時間前のようで
人数的に
他の二組のデモ隊に押され気味でした。
夜のニュースで知ったのですが
今日6月12日土曜日は
「人権を訴えるデモに集う」日
だったそうで
パリ市内で七千人が
デモ行進に参加そうです。
パリは
常に世界中の虐げられた人々の
集まる街で
のちに有名になる人が若い時代に
政治亡命者としてパリにいた
と言う事例が数多くあります。
同じ場所に三組のデモ隊は
初めて見ました。