今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の希少生物

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すごいのが駐車してた!

 

フィアット500 Jolly Ghia という車。

 

カブリオーレ(オープン・カー)

ですが

これ1960年代の車なんです。

 

オープン・カーと言うよりは

バギーですよね

全く。

 

しかも

ボディーの専門アトリエ「カルマン・ギア」の

特製。

 

昔のフィアット500は今の復刻500より

もっと小さかったのを

ホイールベース(前後輪幅)をわざわざ伸ばして

上半分を切り取ってしまった。

 

シートは籘(トウ)製

という

地中海岸で遊ぶためだけに乗る

全く実用的ではない車です。

 

ちなみに

現在型(復刻版)にもカブリオーレは

あるけれど

 

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こんなんです

屋根の後ろ三分の一ほどを幌にして

巻き取る。

 

これで「カブリオーレ(オープン・カー)」

を名乗るなど

おこがましいにもほどがある。

 

今では

こんな遊びの車作はできないでしょうねえ。

 

60年代...

いい時代だった。

 

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