今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の齢(よわい)

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いかにも

齢を重ねていそうなプラタナスがありました。

 

南フランスには

ルネッサンス時代からの

樹齢400年以上ののプラタナスは時々あって

四〜五抱えほどの太さにもなり

根元は洞ができていたりしますが

フランスでは

そこまで古いものは聞いたことはなく

古くてもたかだか200年ほどで

せいぜい二抱えの太さまでしか

育たない様です。

 

特に

北フランスの都会の街路樹は

南ほど日差しが強すぎないので

南仏の街路樹の様に枝が張って葉の生い茂る必要がなく

一応病気などもあって

半世紀くらいで一斉に植え替えたりするらしく

幹もスッキリして太さも揃っていて

この写真の様な節くれだったプラタナスは

あまり見たことがない。

 

この木は100歳くらいでしょうか。

 

実はその一本の下にベンチがあった。

 

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そして

そこに男性が一人

ぽつねんと座っておりました。

 

老木と老人

齢と齢。

 

いいなあ

こういうのって。