今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の性差別撤廃の行方

f:id:kishinohakuba:20210503150605j:plain

 

パリの街路樹は

春先

最初にマロニエが芽吹き始め

一ヶ月遅れてプラタナスが芽吹く。

 

開花もマロニエが先で

プラタナスは一ヶ月遅れ。

 

今パリのマロニエは

 

葉っぱが青々と生いしげり

花も咲き誇って

花弁やガクや雄しべ雌しべなどが枝から落ちて

風のある日は宙を舞い

目にまで飛び込んでくる時期となりました。

 

歩道にはそれらの残骸が

あちこちに溜まっております。

 

ところで

そのマロニエ

日本では西洋トチノキとも呼ぶそうですが

雄花と雌花とがある異株種みたいなんですよ。

 

植物学的に言えば

雄しべが退化してるのが雌花の株で

雌しべが退化してるのが雄花の株です。

 

それで

白い花をつける方は年輪を重ねると

太く高くそびえて行きますが

赤い花の方は

幹も細く背丈も低いのです。

 

しかもマロニエが100本立っていたら白い花が95本

赤い花が5本

という感じ。

 

てっきり赤い花が雌花だと思い込んでおりました。

 

良く良く考えてみますと

ほとんどのマロニエの木は

イガのついた実をたくさんつけます。

 

ということは

「ほとんどの」マロニエの木は雌株ということになる。

 

実をつける木の方が雌な訳で。。。

 

植物界においては

まだLGBTSは話題になっておりませんし

オスは生命力としてはひ弱なのかと

何か

納得してしまう今日この頃。