今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のでんでん

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なんと

巨大なカタツムリが。。

 

これドアノブでしたよ

エスカルゴ専門店の。

 

実は

恥ずかしながら

エスカルゴは魚屋で売ってるものだとばかり

思ってたら

(貝類扱いです)

長年フランスに居住してて

「エスカルゴ専門店」というのを

初めて見かけました。

 

ウインドーのディスプレイは

なにやら可愛らしげなデンデンムシさんの置物と

現物の缶詰と(水煮?)

それを詰め込んで

ガーリックバターで蓋をしてオーヴンで焼く

その「詰め込む」ための殻。

 

おまけでワイン。

 

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小さなお店でしたが

中にはお客が2人入っていました。

 

店内のショーケースでは

実際に殻に詰め込んでガーリックバターで蓋をした

焼くだけの状態のものを置いてました。

 

もちろん

それは缶詰じゃないはず。

 

ところで

日本の方は

フランス人といえば

エスカルゴをしょっちゅう食べてるものだ

と思ってませんか?

 

実は

日本の人が

一年に何回「なまこ」を食べますか?

と言った具合なんですけどね

本当は。

 

中世

貴族以外はほとんど農民だったのは

世界中どこも同じ。

 

農民は年貢を納めたら

あとは菜っ葉を煮込んだスープと固いパンしか

食べるものがなかった時代に

畑の菜っ葉を食い荒らす憎っくきカタツムリは

タンパク源として格好の食材となったのでしょう。

 

今の時代は珍味扱いで

パーティーなどで「牡蠣」を食べる代わりに

「今回はエスカルゴにしたよー」

「わー楽しみ」

みたいなものです。

 

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