今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の抵抗

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今日のトロカデロ広場。

 

シャイヨー宮の二つの対称形の建物の間のテラスには

人権宣伝の第1章を刻んだ碑文と

世界人権デーを記念した碑文とがはめ込まれており

頻繁に

小規模な人権集会やデモが行われています。

 

今日遭遇したのは

S.O.S. COLOMBIA  GENOCIDE

と書いた国旗を掲げていたので

コロンビア国内で近年づっと続いているらしい

反体制派リーダーへの弾圧への

抗議のようです。

 

数年前は

ミャンマーから弾圧されて亡命先でも弾圧されていた

「ロヒンギャ」の人たちの抗議デモを

よく目にしたものです。

 

今回の軍事クーデターと

それに続く軍による国民弾圧への抗議集会は

私はまだ目にしていませんが

こと人権に関する事では

フランスでは

その国の人たちのデモや抗議集会が

実に日常的に繰り返されています。

 

フランス国内でも問題は多いとはいうものの

「人権宣言」を採択した国は

この問題には極めて敏感で

亡命外国人たちも

抗議行動を行いやすい国なのでしょう。

 

以前

密入国して滞在許可を持たないアフリカ系住民たちが

「滞在許可よこせデモ」をしていたのには

びっくりしたものでした。

 

滞在許可証の申請に必要な書類が

揃えられない立場で

国家権力に「許可を出せ」というデモをする

それが白昼堂々とできる

こと自体に驚いたものです。

 

フランスで「ガイジン」やってる立場としては

多かれ少なかれ差別はあるものの

比較の問題ですが

住みやすい国に来てることを実感しています。