今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の目のカタキ

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ふと気がついたら

視界をタンポポの綿毛のようなものがかすめた。

 

ハッとして辺りを見回すと

ボタン雪が舞うように

綿毛が飛んでいる。

 

ああ

またその季節が来たか。。

 

これ

なんかの木の花粉の残骸みたいなものらしくて

春先になると風に乗って空中を巻い

目に飛び込んで痛くなったり

結構迷惑なんです。

 

それで足元を見ると

いましたよ

歩道のあちこちに。

 

こちらではごく普通に

小さな旋風(つむじかぜ)みたいな風の渦が

あちこちで起こるんですが

この綿毛がその風に乗って

歩道をくるくる渦を巻きながら移動して

合体しながら少しずつ大きくなって

何かの加減で空中に浮かび上がって

飛び交うんです。

 

日差しの強い春先には

サングラスをかけることもありますが

そんなものは物ともせず目を襲ってきます。

 

あとひと月ほどで

今度はマロニエの花が散る頃

雄しべやガクが風に乗って飛び交って

同じように目にとって大迷惑になるんですけれど

まず

その第一陣。

 

季節は

人間の都合にも「コロナ・ウイルス」の都合にも関係なく

確実に移り変わってゆきます。

 

ちなみに

この綿毛の生みの親は葉っぱがムカデみたいな形の

こんな木です↓。

 

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