パリの街には
不動産屋さんが呆れるほどたくさんあります。
絶対に買えないけれど
素敵な売り物件の高級アパルトマンの写真を見ながら
高いの安いの
文句つけながら眺めるのも楽しいものです。
それで今日
ふと目に止まった物件写真を見て
ん?
割と広めのリビングに連なる大きな窓から
見覚えのある光景が。
こんなに大きな窓が連なってるリビングがあるんだ
すげー。
これ
コンコルド広場の方から見た
「コンコルド橋」と「ブルボン宮」だよね。
てか
川岸には住居なんかないし
第一この光景
目線が川岸の道路より低い!
ん
んん
んんん
とよく見たらなんと
「船」の売り物件でした。
伝馬船を改造した住居船です。
この写真のリビング以外に
寝室4部屋と
出入り口別のワンルーム(お手伝いさんとか下宿人用)
書いてないけれど当然バス・トイレなどは完備で
211平米
290万ユーロ(3億6千万円!)ちょっぴり。
年間チャージが11,868ユーロ(148万35百円)
とあるから
パリ市港湾局への係留費だと思われます。
住所が割り振ってあるので郵便物は届くし
電気や水道もつながっているはず。
パリ市内に数10隻の住居用船舶があり
直近の郊外にはもっとあることは知られていますが
船は持っていても
現在船上生活してる人が立ち退かないので
「係留権」がなかなか売りに出なくて
長いウェーティングリストで順番待ちだとか。
人気があるんですよセーヌ河岸での船上生活って。
係留権付きで船ごと手に入るって
すげーラッキーです。
でも.....
高い!