ふらりと立ち寄ったバルザックの家の庭園に
八重桜が一本あって
花が咲き誇っておりました。
建物は他の美術館博物館と同じく
ずっとしまっておりますが
庭園などは解放されてるんです。
いくつもあるベンチは
それぞれ占領されて入りましたが
桜の真横のベンチに
おじ様が独り。
特等席を占領していらっしゃる。
仕方がないので
その一つ手前のベンチに腰掛けて
思い思いに陽射しを楽しむ人々と
建物を見比べながら
春爛漫を実感してひと時を過ごしたのでした。
土曜日とはいえ
商店の営業禁止措置で人出は少なく
従って
外の大通りの車の往来の騒音もほとんどなく
一本の桜とともに
ゆったり流れる時間を過ごせることに
小さな幸せを感じてみたり。
コロナ渦も
ある意味で悪くないんじゃなかろうか。
仕事がないのが辛いけれど。
