今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の黄金の流れ

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人気のない日曜日の画廊街を通りかかったら

すごいもの見つけた。

 

表に

むき出しで

飾ってあるなんて。

 

これ

ベルギーの(というよりフランドルの)現代彫刻家

「ヨハン・クレーテン」

の作品のはずです。

 

数年前南仏プロヴァンスのどっかの企画で

「黄金の流れに沿って」という展示会に出ていたことは

写真で見て知ってたけど。

 

『奇妙な果実は何故いつもとても甘そうに見えるのか』

というタイトル。

 

ふむ

確かに。

 

彼の作品の

実物見るのは初めてです。

 

ちなみにこの彫刻家さんは

まだ若そうですが

「フランドル芸術賞」にノミネートされるほどの

芸術家で

上述の企画展では20世紀最大の彫刻家の一人

『セザール』の作品と並んで置かれていたほど。

 

ちなみにその時のセザールの作品は

『指』という名高い作品のゴールド・ヴァージョンでしたが

そっちは

ジョルジュ・ポンピドゥ文化センターの前庭に飾られていた。

 

それにしても

盗まれないのかと非常に心配になったりしましたが

こんなものを盗もうなんて思いつかないだろうなあ

彼のことを識らなければ。

 

識ってる人間なら逆に

こんなもの盗んでも転売しようがないから

それはそれで手を出さないだろうし。

 

まあ

ちょっとしたサプライズでした。