今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の河岸の具合は

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市場に入ってみた。

 

朝市ではなく

建物の中の公設市場。

 

昔はパリ中の20件くらいあったの知ってるけれど

最近はどんどんなくなって来てる。

 

まず

量販店に客を取られてきたし

生鮮食品は朝市もあるし

昔と違って

今の世代の周りの住民たちは

市場があることにいい顔しない傾向があるんだそうです。

 

臭いとか汚いとか。

 

でも

旅行で知らない街や知らない国に行くと

必ず市場を見つけたら覗きます。

 

面白いんですよね

その社会のいろんなことがわかって。

 

以前はフランスの魚屋さんは

全部「尾頭付」で売ってた。

 

1kgあたりの値段が書いてあって

丸ごと測ってもらって

そのまま持って帰るか

頼んで捌いてもらうか。

 

捌くのは

鱗を落とす

鱗を落として内臓を取る

鱗を落として内臓を取って三枚におろす(皮を取るか残すか)

のどれか好きなのを頼むんです。

 

お爺ちゃまやお婆ちゃまなどは

おろしてもらって

小銭を握らせせたりしてました。

 

最近は

下ろして皮も剥いだ半身の状態や

シャケなどの大型の魚は切り身にして

小売の上に並べてある店も増えました。

 

でも

やっぱり丸ごと並んでないと

フランスの魚屋って感じがしない私は

きっと古いのでしょうね笑

 

それにしても

肉は安いですが

お魚は高い。

 

その点は日本が羨ましいです。