照明器具の店があった。
昔は大型の照明器具店が
結構あちこちにあって
18世紀風から現代的なものまで
電球に被せるホヤや
スタンドのシェードをあらゆる種類で
見つけることができたが
最近は
めっきり減ってきた。
ごく普通の目立たない照明器具屋さんの
ウインドーに
ティファニー風のランプがいくつも飾ってあった。
さすがクリスマスを控えて
ウインドーの飾り付けも「らしい」ものだ。
日本の方の多くが好まれる
アールヌーヴォーの巨匠『エミール・ガレ』の
肉厚で複雑怪奇な構造の暗い色調のランプより
ガラス作りの手法は単純ながら
透明感のあるステンド・グラスを使った
『ティファニー』風のランプは
現代のクリスマスの
実に良く似合っているなと
思ったのでした。