パリの凱旋門は真下に『無名戦士の墓』がある。
第一次世界大戦。
それまでと戦争の形態が変わり
国家総動員の大量虐殺戦争が始まった。
その激戦地からもたらされた「誰ともしれない戦死者」をここに葬り
それまでのフランスの栄光の象徴から
祖国のために戦った全ての人々の共通の記念碑という性格に変わった。
以後、毎日何らかの軍関係の記念日があり
その戦いに従軍した部隊の生存者などの式典が
元日や革命記念日、その他の祝祭日を覗いて毎日必ず
18時頃に執り行われる。
軍楽隊が大挙勢ぞろいして
直径200mのエトワール広場を埋め尽くすこともあれば
凱旋門の真下だけのこじんまりとした式典の日もある。
今日の式典はこじんまりとしたものだった。
相変わらず天候は不純。