今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日もパリは人も風も吹き抜ける

 

パリには

今でも風車があります。

 

場所は

パリの北のはずれ

「モンマルトル」という丘の斜面です。

 

2000年ほど前に

シーザーの遠征軍が地元住民を破り

地元民の集落があったセーヌの中洲

今のシテ島を拠点に

ルテシアという名で

ローマ人の街が造られた。

 

そこから北に4kmほどに小高い丘があり

天に一番近い場所ということで

水星の神メルクリウスの神殿を建て

さらに

周辺を見張るのに絶好の場所であるため

兵士を駐屯させた

そんな場所。

 

 

3世紀初頭

まだキリスト教が非公認で

邪教として弾圧されていた時代に

この地で布教に当たっていた「ドゥニ」という僧侶が

処刑された場所。

 

彼は切り落とされた自分の首を拾い上げ

8km先まで歩いて

清らかな泉で汚れた首を洗って

コト切れた。

 

殉教したドゥニはその後聖人に列せられ

「サン・ドゥニ(聖ドゥ二)」となる。

 

 

9世紀に修道院が建立され

10世紀にはその周りに集落ができた。

 

しかし

狭い丘の頂はスペースが限られ

水の便も良くないため

村として発展する余地がほとんどなく

斜面を切り開いて葡萄を植え

斜面の風向きのいいところに風車がたてられ

ワインを作り粉を挽いて生業とする

ありふれた小さな村のまま

700年ほどが過ぎて行った。

 

 

19世紀後半に

売れない芸術家の卵たちが住み着くようになる。

 

時を同じくしてパリは城壁がこわされ

その外側まで拡張された際に

丘もパリ市の中に含まれ

街らしい建物ができ始める。

 

その頃からの風車が2基残っており

「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」

ギャレットの風車小屋とよばれて

ルノワールの絵にも描かれている

屋外ダンスホールが開業したりした。

 

その頃の風車小屋。

 

 

 

裏側から見ると

屋上もある。。

 

 

近くには

シュザンヌ・ヴァラドンが

息子のユトリロと共に二階に下宿していた

「メゾン・ローズ」

という小さなレストランも残っており。。

 

 

さらに

当時の売れない貧乏画家のために

パリ市が無償で貸与した

「バトー・ラワヴォワール(洗濯船)」

という名前のアトリエ兼住居の長屋も

火災の後再建されて今日に至っている。

 

 

近くの広場に

不思議なものがあった。

 

 

マルセル・エメ作の戯曲

「壁抜け男」だ。

 

作者は

実際に男の役を演じた

マルセルの親友で恋人だった俳優で

彫刻や絵画でも知られている

「ジェラール・フィリップ」その人。

 

 

なんと

偶然なことに

丘の斜面の小道で

小さなアトリエかギャラリーみたいな店のウインドーに

原型と思しき石膏像が

置かれていたのを見つけてしまった。

 

こんなところに。。

と小さな発見と偶然とにに驚いた私でした。

 

 

今日のパリは雨中の熱狂

 

4月7日日曜日のパリは

朝から夕刻までずっと小雨が降る

パッとしない1日

のはずが

通りは大騒ぎになっておいました。

 

午前9時半頃

すぐ近くの大通りでは

マラソンが。

 

お天気がお天気なので外出したくもなく

躊躇していたのですが

やっと午後にカメラを携えてでてみました。

 

 

 

パリ・マラソン

今日だったんだ。。

 

思い返せば

去年もこの大会を記事にしました。

 


コースになっている大通りに入る横道は

当然車両全面封鎖。

 

結局去年と同じ様にレポートする結果になってしまった。

 

長くなるけれど

どうかお付き合いをのほどを。

 

 

スパイダーマンではありません。

 

 

 

救急車が配備されてる

とおもったら

50m先に倒れたランナーがいた。

 

 

 かなり先の沿道にはAED班も。

 

 

この白い雨ガッパのスタッフは

何の係なんだろう?

 

ここから

ランナーより沿道のオーディエンスを

ピックアップ。

 

 

 

工事中で狭まったコースの真ん中!

 

 

友人が近づいて来るのを確認して

大絶叫。

 

 

 

 

散水する消防隊ですが

雨の日に必要なんだろか?

 

 

「行けトーマ」

「私達の夢のために」

 

 

フレンチフライを配るお姉さん。

 

 

受け取った幸運な男性。

 

 

「あなた殆ど到着よ

 あと 一踏ん張り」

 

 

このカットは去年も撮った。。

 

 

 

道路を横切るタイミングを待つ女性。

 

日本ではあり得ませんがごく普通です。

 

 

完走メダルを胸に

配られたエネルギー補給用バナナを手に

コースを引き返す

既にゴールした男性

 

 

同じくゴールしたママがもらったバナナを

迎えにきたパパが子供達に分ける。

 

 

 

特等席。

 

 

 

 

 

おそらく早々とゴールした南米かアフリカのランナーが

沿道で皆んなを励ます。

 

 

 

車椅子を押しながら走る

それ系の組織の三人組。

 

 

途中にDJブースも。

 

 

放水ノズルの点検中。

 

 

 

 

 

 

さっきの人そっくりだけど

違う場所。。

 

瞬間高速移動か?

 

 

「4時間30分」

と言う旗を持ったランナーがいた。

 

 

ゴールの「フォッシュ大通り」は

幅130m。

 

その道に斜めに入って

右にUターン状に曲がると。。

 

 

さあ

ゴールは目前。

 

ここからは

ランナーを観察対象に。。

 

 

いよいよ

残るは195mのみ。

 

 

ゴール近くで待っていたお嬢さんと手を繋いで

ゴールを目指す

ゼッケン6万台のお母さん。

 

 

大型ヴィジョンはゴールをくぐった先を

撮してる。

 

 

これもお迎えの家族が

ど真ん中で撮影!

 

 

撮しながら横切る!

 

 

 

最後の100mのグリーンのカーペットに

自撮りしながら。

 

 

一緒にゴールしたくて

携帯で連絡しながらパートナーを待つ女性。

 

 

四人家族が横一直線。

 

 

将来のランナーもデヴュー。

 

 

 

 

あと130mで動けなくなった男性に

既にゴールした男性が助けようと駆け寄るも

「大丈夫」と

介添を拒否して。。

 

 

緑のカーペット上を歩き出した。

 

 

左が男性

右が女性

と書いてあるものの

皆な関係なくなだれ込む。。

 

 

最初の「競技者」たちのスタート時間から

8時間以上の時間が過ぎていました。

 

 


みんな

ゴールお目でとう!!

 

 

最初に写真を撮ったのが15時30分ほどで

引き返してきて今17時すぎ

ゼッケン7万台の手を繋いで走る熟年夫婦。

 

車の交通規制はまだ続いていました。

 

 

あさから降り続いていた雨が

ほぼ止みかかっていました。

 

 

今日もパリは薄暗く湿っぽい

雨の新都心ラ・デファンス地区のグランド・アルシュ(新凱旋門)

 

4月2日火曜日の今日

お昼頃は日差しが明るくパリ中を照らしていたのに

午後からまた

曇って肌寒く

時に小雨がパラついて鬱陶しかった。

 

立春を過ぎてそろそろ2週間というのに

花曇り

というほど情緒あるわけでもない

ぐずつく日々が続くます。

 

3月1ヶ月を通じて

『八寒二温』のパリでした。

一月の半分は雨で

一日中降り続くことも多く

降らなくても

からりとした晴れ間は

三日あったかどうか。

 

気温も10度以下が結構続いた。

 

 

このブログの常連「ビィル・アケム橋」の上は

しかし天候とは無関係に

写真の「映えスポット」ということで

寒さも小雨も何のぞの

フェイスブックかなんかのインフルエンサーが

今日も派手なポーズを取っていました。

 

 

本人は大真面目なんだろうけれど

側で見る分には

痛い。。

 

 

そして

ウエディング・フォトは

雨であっても撮影日を変えるわけにはいかないので

新婚カップルも

カメラマンも

大変です。

 

 

その昔

昭和の日本では

「お櫃からおしゃもじで直接ご飯を口に運ぶと

 結婚式の日に雨になる」

なんて言うお年寄りがいたものですが。。

 

この人たちは

まさかお櫃も白米も知らなさそうだし。

 

ところで

この「ビィル・アケム橋」から

細い人工の中洲が

一つ下流の「グルネル橋」をむすんでいることは

このブログによく書いています。

 

 

その「白鳥の小径」の先端に

自由の女神が立っている事も

何度もご紹介してきましたが

その女神像の真下

中洲の先端で

カップルとおぼしき二人が面白いことをやってた。

 

 

そう

あの沈みゆくタイタニック号の舳先で

主人公たちがやってた

ポーズ。

 

気づいてカメラを向けた時には

そのポーズはもう終わってて

残念。 

 

そういえば

先週一日だけ丸々一日太陽が輝いてくれて

12〜14度くらいまで

気温が上がった日があったのですが。。

 

 

何と

まるで真夏の海辺のリゾートのような

ショーパン一枚の若者が歩いてた

まだ午前中だったのに。

 

びっくりしたw

 

しっかりエッフェル塔を撮してましたw

 

一足先に夏休み。。。

 

 

 

 

今日のパリはお魚の大騒ぎ

 

2024年4月1日のパリは

午前中は晴れて

お昼から小雨が降り出す

愛も変わらぬ不安定な一日でした。

 

まだ花が少し残ってる葉桜の背景に

エッフェル塔を写してみましたが

桜の花は

写真では見えない。。

 

ところで

今日のこの日をフランスでは

「Poisson d'Avril  ポワッソン・ダヴリル」

(四月のお魚)

と呼びます。

 

人に悪戯をして

許される日。

 

英語圏のエイプリル・フールです。

 

@CNC

 

こっそり誰かの背中にお魚をくっつける

というのが

定番の悪戯。

 

そして

RATP(パリ交通公団)が

今年もやってくれました。

 

実は

パリの地下鉄と市バスとトラムの

運行を行うこの公団は

ほぼ毎年

一部のメトロの駅の駅名表示を

この日だけ「駄洒落」の名前に付け替えるのです。

 

 

「バルベス・ロッシュシュアー」の駅の表示を

『バスケット・ロッシュシュアー』と

変えてくれちゃいました。

 

今年はオリンピックの年という事で

どうやらスポーツ絡みらしい。。

 

 

「トロカデロ駅」は

『トロカノエ』と。

 

ちなみに「canoë」フランス語で

カヌーの事です。

 

 

「ベルシー駅」は

『ベルシクリスム』だった。

 

ベルシーの最後の音を

自転車競技「シクリスム」と繋いだ駄洒落。

 

 

「セーヴル・バビロン駅」は

なんと

『セーヴル・バドミントン』

になってる(笑

 

 

そして

「アレクサンドル・デュマ駅」は

『アレクサンドル・デュマラトン』!

 

デュマの最後の「マ」から

マラトン(英語でマラソン)と繋いでしまってるww

 

 

「Crimée クリメ駅」は

『Escrimée』と。

 

「escrime(フェンシング)」を

動詞の過去分詞形の形容詞にして

「フェンシング化されてしまった」

になった(大笑

 

 

「Butte Chaumont ビュット・ショーモン駅」は

というと

『Lutte Chaumont リュット・ショーモン』。

 

リュットはレスリングです!

 

しかも

五輪だけではありませんでした。

 

 

「クリューニー・ラ=ソルボンヌ駅」

は何と

『クリューニー・ラ・ソルボッチア』

つまり

パラ競技の『ボッチャ』に引っ掛けてた!!

 

SOLBOCCIAは語呂合わせですが

あえて訳すと

ボッチャの床。。。

 

何年目かなので

そろそろネタ切れで

苦し紛れの語呂合わせが多い

とはいうものの

実際の駅名看板を作り替えてしまうんですよ

たった一日のために!

 

これらが「X」に投稿されると

以下のようなコメントが付いていました。

 

「こんなことに使う金があるなら

傷み放題の酷い施設の改良に回せよ!

このコメントは冗談じゃねえからな!」

と。

 

お怒り

ごもっともです。

 

 

今日のパリは再生の予感

 

2024年3月31日日曜日の今日は

復活祭。

 

パリ市内のとあるホテルの

入ってロビーに抜ける空間の一角に

不思議な一角が

出現していた。

 

 

造花ながら藤の花が垂れ下がり

奥にエッフェル塔を控えて

鉄製のベンチが置かれてて。。

 

 

これ

おそらくだけど

ここで写真をお撮りください

という

映えポイントなのだろう。

 

 

そのベンチの周りには

鶏の巣箱。

 

 

可愛いひよこ達も

それぞれが

自分の巣の上にチョコンと座ってる。

 

 

そして

至る所

卵たまご卵タマゴ。

 

そう

復活祭は再生の祝日。

 

そして

その「再生」の象徴が

タマゴなのです。

 

イースターエッグなわけ。

 

そして

イースターエッグといえば

チョコレート屋さんの独壇場

なのです。

 

 

毎年

この時期は定番の

復活祭の卵の話題となりました。

 

表面のなめらかな仕上がりといい

光沢といいすこぶる美味そうな

大ぶりのチョコ製卵w

 

 

今の時期のパリは

チョコレート屋さんのウインドーは

卵と

鶏とウサギと

教会の鐘の形のチョコでいっぱいになるのです。

 

大きなチョコレートの殻を破ると

中には小さなチョコレートの卵がぎっしり。

 

 

デパートのチョコレートコーナーは

各ショコラティエのスタンド毎に

それぞれ趣向を凝らした仕上げの

卵だらけ。

 

 

 

 

 

 

 

なにやら

小動物がたくさん居るデザインの店があり

定番のウサギでもなさそうだし

よっく見ると。。

 

 

キツネだった。

 

しょかも

和風のテイストの狐。

 

これも

ジャポニスムからのデザインなんだろうか?

 

 

卵型の缶入りも。

 

 

そして

ついには。。

 

 

 

 

カゴの中に山積みという

売り方の卵チョコも。

 

木久扇師匠じゃないけれど

まるで

ミネソタの卵売り!?

 

 

そして

近年のトレンドが

スーパーの卵パック

みたいな作りのセット。

 

この写真のように実物大

しかも本物の卵の殻入りのもあれば。。

 

 

うずらの卵大も。

 

12個パックや

18個パックまである。

 

ブラックも

ミルクチョコも

ホワイトも

うずら模様も。

 

 

お菓子フロアーのギフト・コーナーには

フランスでは定番の

バスケットに各種取り合わせてパラフィンで包装した

ギフトパックの中身が

チョコの卵

というのもありました。

 

 

スーパーにも特設のコーナーがあり

お手軽なお値段の

大量生産メーカーの

卵とウサギと類似のイースター用チョコが目にも鮮やか。

 

 

大メーカーの卵パックが

「2個目半額」

で売られておりました。

 

ちなみにヨーロッパでは

季節限定商品が

その時期を過ぎても

生産品が売り切れるまではずっと売られています。

 

クリスマスのビュッシュも

年明けの一月になっても

ずっと同じ値段で売られていて

こちらに来たばかりの頃

初めて目にしてびっくりした。

 

ところ変わればと

目から鱗でした。。

 

というわけで

今の嫌な世の中は

一刻も早く「再生」されてほしいと

切に願うものであります。

 

 

今日のパリの春はまだ遠い

 

パリは連日の雨降り。

 

朝起きて晴れていても

昼過ぎには降り始め夜までずっと雨。

 

朝から雨で

日が暮れる頃やっと上がっても

夜半からまた降り始め

翌日も雨が降ったり止んだり。

 

そんな天候が一月あまりも続いた

鬱陶しいパリで

身も心もすり減っていました。

 

そして

久しぶりに明るい午後となり

ひだまりの中を

トロカデロまで歩いた。

 

 

 

シャイヨー宮のテラスから

トロカデロの庭園におりてゆくと

若木の桜並木がありました。

 

去年まで

この位置に木は植えられてなかった気がする。

 

一つ上の段に

桐の並木が前からあるけれど。

 

やっぱり

陽光の下で桜を見ると

春を感じます。

 

 

パリは

なんと言ってもエッフェル塔。

 

そして

春は何と言っても桜です。

 

 

 

最近のパリには

あちこちで寒桜が見られるし

真冬に狂い咲きも良くある。

 

でも

桜は何と言っても春でなきゃ。

 

 

 

その若い桜のか細い枝の上に

小綺麗な鳩が

日差しを楽しんでいるかの様に

羽を休めています。

 

 

そして

少し横に入ってみると

寒緋桜が満開だった。

 

 

さらにさらに

別の寒緋桜もあって

その向こうに。。

 

 

白い桜も

満開で春爛漫を先取りしてる。

 

 

日本と違って幹をまっすぐ立てて

途中で切って

その後枝だけを伸ばすやりかたは

フランス風なのですが

それにしても見事な枝振り。

 


夜間に忍び來たりて

花房をもぎ取り

桜茶用に塩漬けにしたい...

不届なことを思い受けべてしまいました

すみません。

 

 

さらに別の白い桜はまだ三分咲きというところで

右奥に

エッフェル塔が隠れております。

 

 

別の角度で見てみました。

 

やっぱり

パリはエッフェル塔で

やっぱり春は桜です。

 

ほぼ1ヶ月ぶりに

心が晴れた午後となりました。

 

 

今日の上書き保存による完全消去

 

雨がちで気温が上がらない

2月下旬のパリ。

 

オリンピック・イヤーのせいもあるんだろうけれど

町中が工事中だらけ。

 

建物の外壁のお化粧直しから

通りの石畳みの張り替え

車線変更やらバスレーン拡張やら

なんやらかんやら。

 

近年

工事中の建物の外壁の足場を全てカバーで覆ってしまい

その表面に本来の外壁そのままの絵を描いたりする事が

トレンドになっています。

 

 

シャンゼリゼの某有名ブティックは

なんと昔のシンボル的自社製品を

そのまま再現するかの如き足場カバー装飾を

出現させてしまった。。

 

そんな中

とある建物の増改築工事の現場の横を歩いたら

へんてこりんな壁がありました。

 

 

敷地の歩道ギリギリまで

プレハブの現場事務所かそれらしきものが作られていて

その外側の歩道上にも

仮設の施設が中空に立ち上がっていて

 

その境目の凸凹鋼板の塀の外に

臨時の歩道が作ってあった。

 

そしてその鋼板の塀に

乱雑な模様が描かれてたんですが。。

 

 

普通の落書きなら

多かれ少なかれデザイン性がある

独特の文字かデッサンか何かが

書かれているはずなのに

かなりランダムにペンキで点描がなされてるだけ。

 

実は

手に負えないほどのグラフィティの被害にあった際

消すのが大変なので

あらかじめ

落書きされたくない部分に

変な迷彩柄の図案を書き込んでおく事が

流行った時期があった。

 

これもその逆ヴァリエーションで

落書きされた塀に

書き込まれた落書きの部分を消すのではなく

後から全体に上書きする事で

落書きを見えなくしてしまう

という試みに思える。

 

 

だから

おそらく書き込まれた高さの部分だけ

なんとなくその上下とは違ってみえませんか?

 

 

 

 

落書きは

塀全体ではなく

一定の高さになされて

その部分だけを濃いめの下塗りをした上に

集中的にペイントを乗せたために

その部分がなんとなく違って見える。

 

苦労したんだろうなあ。

 

 

落書きの上に

ただ一色でベタに塗って消し去ろうとしてまったら

その上から

また落書きされる恐れが高い。

 

相手は「上書き保存」してやる気になるでしょう。

 

だったら

字も絵も描き辛い様な迷彩模様を塗り被せて

かつ塀全体としても

それなりのデザイン性を感じさせるように

落書きの「上書き消去」を

試みたに相違ない。

 

 

ね。

 

全体的に把握できる角度で見たら

おおよそ分かります。

 

これで

相手はこの上からまた悪さをしようという気には

ならないでしょうよ。

 

落書きされたまま放置しても

消しても

また同じ様に描かれる。

 

だからこの方法を考えついたのだ

たぶん。

 

 

勝負あった。

管理者の勝ち。

 

 

 

今日の世界で愛は語れるのか...

 

今日2月14日は聖ヴァレンタインの日。

 

日本では

なぜだか女子中高生(今では小学生女子まで?)が

好きな男子にチョコを贈る日

という

ワケワカメな日になってるけど。

 

聖人ヴァレンティヌスに関してはググっていただくとして

欧州では

カップルや夫婦や家族間で

愛を高めあう日

ということになっており

男女間のプレゼントに関係する

チョコレート屋さん

(女性の)下着屋さん(!)

その他に

少し店頭の飾り付けが変わる程度なのです。

 

午後の散歩で

ルイ14世が創った負傷兵の病院兼養老院だった

アンヴァリッド近くまで行ってみたら

正面の広大な広場の一角から

大騒ぎの声が聞こえてきました。

 

 

野次馬根性の権化たる私めは

小走りに近寄ったわけです。

 

 

デモ集会でした。

 

見慣れたパレスチナ国旗が見える。

 

 

 

群衆をかき分けて

正面と思しき所の前まで行くと

「イスラエルは虐殺行為をやめろ

 止めないフランスは恥晒し!」

という横断幕。

 

そして

近くで大音量で演説する人と

それに応えて

シュプレヒコールを繰り返す大群衆。

 

 

 

同じ場所で

いくつかの団体が其々に演説してるので

周り中はディスコの中の様な絶叫の渦。

 

 

背中合わせに集団があるのがわかりますね。

 

 

そして

よく知られた国会議員に見守られて

名高い評論家が演説中。

 

 

 

 

よく見ると議員さんたちはあちこちに居る。

 

国と県市町村とを問わず

議員は「公人」であることを示す際は

トリコロールの襷で登場します。

 

 

 

テレビクルーもアチコチに。

 

横断幕も各団体ごとに。

 

「ガザでの虐殺を止めろ」

 

「抵抗運動/反シオニズム・反植民地主義」

 

「ガザの表情/(犠牲者の)数(の問題)だけではない」

 

「パレスチナでの虐殺やめろ(ガザと連帯する教育(現場)」

「イスラエルへの武装供与を停止せよ」

 

 

『平和を求めるパリのユダヤ人連合』

の横断幕もあった。

 

人々は様々に。

 

 

カップルも。

 

 

親子連れも。

 

 

「ガザのジェノサイド止めろ」

のスローガン入りの

子供の写真

(犠牲になった兄弟か友人だろうか)

のプラカを手にする壇上の少年。

 

 

ワンちゃんと一緒に

パレスチナ国旗を振りまわずご婦人。

 

 

広大な広場の横からくる通りに警備の機動隊。

 

 

その道から

青信号を待つ車が並んで...

 

 

青になると

車は大群衆の横を通る道に入ってくる。

 

この状況でも

交通規制はやらない警察と

車が通れる様にデモ隊員を整理する

デモ主催者側のスタッフがいて。

 

 

侵入してきた車の運転手に

ビラを配る人。

 

車を止めて窓を下ろし

受け取る運転者。

 

 

車が赤になって来なくなると

通りは

またデモ隊に占領される。

 

 

缶バッジと

パレスチナ国旗を売るテントもあった。

 

 

手製のプラカを手に

周り中の人々と意見交換をする人。

 

「コレは対ハマスの戦争じゃ無い。絶滅行動だ!」

 

 

レインボーカラーの傘を手に

ガッツポーズをする女性カップル。

 

 

大音響の演説と

それに呼応する大群衆のシュプレヒコールとに

周囲から複数同時に見舞われて

久しぶりにアドレナリンが出まくった。

 

不謹慎ですが

楽しいひとときでした。

 

しかし

ガザや

ウクライナ等に

愛を語れる幸せな瞬間は

訪れるのだろうか。。。。。

 

 

 

今日のセーヌの空は凄かった

 

バスでグルネル橋を渡りながらからエッフェル塔をみたら

凄かった。

 

あわてて

橋を渡ったすぐのバス停で降りて

小走りに

橋の上まで引き返しました。

 

だって。。

 

真っ黒な空を背景に

夕日の直射を受けて

エッフェル塔だが

とてもクリアーに見えるんですよ。

 

 

そして

塔の真上だけ雲の切れ目があるらしく

粉を振りかけるように

光が落ちてくる。

 

左の奥だけ青空。

 

さらに

見ているうちに

刻々と空が移りゆき

見え方が変わって行く。

 

 

いやその物凄いことと言ったら。。

 

当然後ろを振り返ると

西側ですから夕日があるわけで。

 

 

いや

まいったね。

 

前も後ろも

光と影と

白と黒と青とが

渾然一体となって迫ってまいります。

 

もう一回エッフェル塔に向き直ると!

 

 

虹だ!

 

今日2月12日は

昼間眩いばかりの陽光が

地上に溢れていたのです。

 

ところが散歩に出ると急に陰って

何となく通りかかったバスに乗ると

行手がどんどん黒一色におおわれていったのです。

 

 

そして

冒頭に書いたように

セーヌを渡る時に見えたエッフェル塔に

目を奪われたわけであります。

 

 

今日も虹にありつけた

何とした尭幸か

幸福眼福

ありがたやありがたや。

 

反対側の夕陽ですが。。

 

 

グルネル橋のこの方向には

自由の女神様がいらっしゃるわけでありまして。。

 

 

何と

「法の灯りで民衆を照らす自由の女神」

そのまんま

のお姿であらせられました!

 

 

凄いよね。

 

エッフェル塔に掛かる虹

松明に光を灯した自由の女神と

奇跡のような光景を

二つも目にすることができました。

 

よかったよかった。

 

 

 

今日の平凡な1日

 

虹が出ていました。

 

2月に入って気温は上がってきたものの

雨がちの連日の日々の

何やら鬱陶しい怠惰な毎日で

身体中にカビが生えてきそうな自分に

自分自身が嫌気を覚えている今日この頃。

 

2月9日の夕刻

小雨のなか

思い切って出かけてみたら

薄暗いにも関わらず青い部分がみえる

重い空に

虹がかかっていました。

 

 

四角で

前後左右の空を見上げると

薄暗い中に

青と夕暮れの茜色とが微妙に混じり合ってる。

 

 

かと思うと

西の方角は流石に朱に染まって

かつ夕日の光芒が

天の一角から眩しさを投げかけることで

小雨混じりの空気の中にあって

なんとか抵抗してる様子の

お日様の心境に共感してみたり。

 

 

こちら側の空間は

雨粒は落ちていない様で

でも

晴れた一日の終焉の夕焼けとは違った

薄く儚く

かつ重苦しい感じで

曇り空と青空と夕焼けとが

微妙かつ不気味に共存してる。

 

 

己の胸中を暴き出されている様な

不愉快な虚無感を抱かされてしまいます。

 

 

それなのに

別の一角は(おそらく北側か)

何やらメタリックな色合いの明るい空模様で

そこだけ異空間のように見えて

不思議だ。

 

何やら整合性を取れないかの如き

前後左右で

色調も明るさも異なる空間を目にするって。

 

不思議。

 

 

そうすると

この虹の橋は

明らかな対比と

はっきりしない混沌という

矛盾した中で

相反しながら拮抗する異なる空間同士を結ぶ

架け橋なんだろうか。。。

 

空の彼方に行ってみたくなった。

 

世の中の何も見えていなかった

少年の頃の夢想のように。

 

 

 

今日の有名人

 

15年ほど前から

近所でとってもユニークなマダムを

よく見かけていました。

 

何がどうユニークかと言うと

年齢は60歳くらいと思われるご婦人で

非常にカラフルな

しかしそれなりの立派そうなお洋服姿で

お帽子を被り

口の端に加えタバコで

悠々とキックボードを操って

商店街の歩道を走る抜けてゆくのです。

 

出会った瞬間目を奪われ

すれちがったら

あんぐりと口を開けたまま

振り向いて後ろ姿を目で追ってしまう

そんな強烈なインパクトなのです。

 

年配の女性が

ピエロのような色彩の

しかもお帽子姿で

その上咥えタバコで

キックボードで行動する

と言うだけで

途方もなくユニークな存在だと断言できます

よね。

 

それだけではなく

なんと

肩に王蟲を止まらせているんですから!

 

週に一回は見かけていて

ときには

パリの中心のオペラ界隈ですら見かけていたのですから

きっと

パリの住人なら知らぬ人はいない

と言っても過言ではないくらいの

名も知れぬ有名人であったはず。

 

最近はあまり見かけなくなって

年に一度ほどお見かけするかどうかという程度で

ほとんど記憶から消えかかっておりました。

 

そしたら。。。。

 

 

たまたま路線バスに乗っていたら

途中から

そのご婦人が乗車してきたではありませんか!

 

乗り込む時

王蟲がひとこと「ぎゃあ」と声をあげて

一度羽ばたきました。

 

いやあ

ご存命でいらせられましたよ。

 

それに

彼女の王蟲が羽を広げたのをお初めて見たし

声を出したのも初めて聞いた。

 

流石に15年ほどの年月の影響は感じるものの

ニット帽に毛皮(今時だからフェイクか)のショールで

いなせな感じと

都っぽい雰囲気は

しっかり健在でした。

 

流石にキックボードは

いんたいされたのか

ちょっと気になりましたが

懐かしかった。

 

しかし

オームは

あの頃と同じオームなんだろうか?

 

それもちょっと

知りたいところではありました。

 

 

今日のパリに春を届ける仏様

 

暖かくなり

午後は8度あったパリでした。

 

通りかかった花屋さんのウインドウの中に

とてつもないものが見えた。

 

なんと

巨大な檸檬。

 

 

鉢植えの檸檬に

長さが優に25cmはあろうかと言う

 

見たこともない巨大な果実がぶら下がってた。

 

いくらなんでも。。

 

 

なかには

表皮がゴツゴツと

まるで手榴弾のように割れてるのも。

 

急に気温が上がったと思ったら

檸檬も急に巨大化するんだろかしらん?

 

 

こう言うのって

意外と食べても美味しくないことが多い

思う。

 

しかし

途中から気がつきました。

 

 

これ

実は「Citron Corse コルシカ・レモン」

と巷で呼ばれる独特の柑橘で

大きい果実だと

人の頭より大きくなることもある!

 

そして

時が経てば。。。。

 

Photo by @Living4media

こうなります

運がよければ。。

 

正式名称は「Citrus Medica Corsica Cedra」

簡単に「Cédra」

和名「仏手柑 ぶっしゅかん」

といいます。

 

コルシカでは

ジャムにしてお土産に売ってる。

 

しかも

結構美味しいマーマレードです。

 

でも

鉢植えで売ってるのなんて

初めて見た!

 

 

桜草(プリマヴェッラ)も

赤青白黄ピンクと

綺麗に並んで

春の到来を告げています。

 

桜草といえば

『Primavera 春の到来』

ボッティチェッリの名画を思い起こさせる。

 

ヨーロッパは

長い冬(ゴシック)の後にやっと訪れた

陽光が降り注ぎ

花々が咲き誇る

「春の到来(ルネッサンス)」を謳歌したのです。

 

 

更によく見ると

金柑の鉢植えも出てました。

 

来週あたり

また寒波が戻ってくるらしいですが

ミモザも売ってるし

パリのお花屋さんの店頭には

一足早く

地中海の春がおめみえしています。

 

「仏様の手」の温かみを想像しながら

本物の春を待ち侘びて

毎日を過ごして行くことにしましょう。

 

 

今日の仏日で平常と衝撃

 

本日の写真は全てフランスBMF-TVの

画面の撮影です。

 

1月24日夕刻

テレビでニュースチャンネルをつけたらら

いきなり刺激的な映像が

眼に飛び込んできた。

 

 

薄暗くなりかかっている街角に

紅蓮の炎が上がっている。

 

 

タイトルには

「目標にされたアジャンの県庁」

とある。

 

よく聞いてみると

仏南西部「ラングドック・ルシヨン」地方の首邑

アジャンの県庁を

近郊の農家のデモ隊が「襲撃目標」にしたらしい。

 

 

 

EUの酪農政策に合わせて環境基準を変更する際の

高負担を酪農家に押し付けて

補償を惜しむ政府に不満を募らせた酪農家たちが

堆肥(家畜小屋の糞尿の混じった敷藁)と

そこから回収される汚水とを

アジャンの県庁の門前に投棄して火を放って

抗議行動をおこなっているという出来事の

現場中継と

スタジオでの農業問題専門家

および議員との

激しいやりとりの番組でした

 

 

 

 

メガホンでアジテーションするのは

「村落間問題調整委員会(意訳)」の

デモ企画リーダー達。

 

現地レポーターにインタヴューを受けた

中年の酪農家は

「こんなに人が集まったのは初めてみた

 しかも青年層がこんなに集まったなんて」

と感無量の様子。

 

 

驚いたことは

火の手の凄さではありません。

 

他に延焼する恐れはない

この程度のことは

フランスでは国民の抗議行動の中では

ありきたりのことだから。

 

 

デモ隊リーダーの抗議の演説を

明瞭にテレビのマイクが拾って視聴者に伝えている

事実でもありません。

 

それは

国民の抗議行動の報道では

当たり前のことだから。

 

 

 

次々とやってきて

堆肥を県庁正門前に積み上げて帰ってゆくトラクターを

大群衆が拍手で送り出すことでもありません。

 

そんなことは

フランスのデモの際は

ごく普通に見られることだから。

 

画面の

スタジオの抜き窓で

地方政治家と

国の政治家と

専門家とが

喧嘩腰で討論を続けている事でもありません。

 

そんなことは

フランスの政治報道の風土では

当たり前のことだから。

 

驚いたのは

フランスでの平常映像が

日本では「衝撃映像」として扱われるはずだ

気がついたこと。

 

 

画面には

即時に行った世論調査が表示されのうぎょぷ

国民の72%が

EUの農業政策はフランスにはハンディキャップになる

と回答し

デモ行為に理解を示す国民が82%いて

今回の行動を批判しないと答えた国民が60%超いて

酪農家への環境汚染規制強化で

価格が上昇するであろう事態に

国民の35%が

食料品への現状より高い価格を支払うことに

同意しているということ。

 

おそらく日本では

デモの国民の受け取り方も

価格上昇への覚悟も

報道姿勢も

この種の出来事を「センセーション」としえしか

捕らえないだろう

と言う事です。

 

フランスの常識は日本の非常識

日本の常識はフランスの非常識

と言うことに

改めて気づいてしまった事でした。

 

 

 

 

今日の優しさ

 

寒い寒い日々が続きましたが

やっと気温が10度以上も高くなって

午後は12度を超え

陽光の明るい午後になりました。

 

まだ寒かった二日前

とある通りから大通りに出る角で

ちょっとした光景を見かけて

気温の上昇より先に心が温かくなり

光景を眼にしました。

 

 

地面から1m程の基礎部分の上に

50cmほど引っ込んで

1階と2階がつながって全面ガラス張りの建物の

その基礎の部分の上に

何やら乱雑にビニール袋みたいなものが並んでて

端っこに畳んだテントがありました。

 

一人のホームレス氏が

その張り出しに全財産を持って

滞在しているようなのです。

 

そして

その滞在者が

通りかかったおおじさんに何やら話しかけてる。

 

小銭を求めてるのかと思ったら

なんとスマホを借りて

電話を始めたのです。

 

そのおじさん

嫌な顔ひとつせずに

自分のスマホを使わせています。

 

件のホームレス氏がむこう向きになったので

写真を撮ったのですが。。

 

 

なんと

ガラスの壁の向こう側は

高級なサンドイッチのレストランでした。

 

スタッフが

中で黙々と食材をいじっています。

 

普通だったら

食事の店で

ガラス窓の向こう側にホームレスが滞在してたら

きっと追い立てるとおもうのです。

 

それがなんと

昨今の寒さの中で

ホームレス氏に

そのまま滞在を許している優しさ。

 

そして

店内からも丸見えなはずのそんな光景に

お客も

おそらくクレームをつけたりしないらしい

懐の広さ。

 

そんな光景を目の当たりにして

パリの社会は

まだ捨てたものじゃないと

実感させられてしてしまいました。

 

いい話だなあ。。

 

 

 

今日のパリの色々

 

連日午後でも氷点下1度

なんて日々が1週間ほど続いている

冬らしいパリの今日この頃。

 

冬の公式バーゲンが開始されて

最初の週末をむかえました。

 

フランスは小売業法で

勝手な値引きを認めておらず

夏と冬と年に二度

「SOLD ソルド」

と銘打ったバーゲンが認められているのです。

 

もちろんその法律は現在では有名無実になっていて

「ソルド」以外の名称で

「(〇〇デパートの)◯日間」

「プロモーション」

「VENTE PRIVEE プライヴェート・セール」

などの名称でバーゲンが行われていますが

「ソルド」と名乗れるのはこの年に2度の時期だけで

全国の善男善女が待ち焦がれています。

 

そんな賑わう時期の通りを歩いていて

色の洪水みたいなウインドウに出会いました。

 

どうやら男子用シャツ屋さんのようです。

 

ただし

色のことだけで言えば。。

 

 

カシミヤ屋さんで

真冬なのに超明るいパステルカラーで

頑張ってるお店も

有るのですが。。

 

 

今日の話題は

色だけではなく

柄行き自体がカラフル過ぎる(変な言い方笑)

独特の感性の

色々過ぎるお店なんです。

 

 

建物の扉口のてんこもり。

 

 

まるでタトゥみたいな

究極のヴェジェタリアンw

 

 

古典的止め金つきの

薄い書類ケースの積み重なった山。

 

 

店内の商品棚も色々色々。。

 

 



 

 

 

これらの殆どは

ネクタイを締められるカラーの

いわゆるドレスシャツなんです。

 

それなのに

この色と柄の物凄さ。

 

シャツを一枚一枚広げて見なくとも

途方もない色柄のヴェリエーションが

想像つきます。

 

 

一部

単色のスエットみたいな商品もある様ですが

ほぼ全部が

これらの個性豊かな柄の極端な色のシャツだけで

商売をやってるこのお店。

 

成り立ってるのが不思議なレベルですが

購入する人が

しっかり存在するんでしょうねえ。。

 

昔の総理大臣が言ってた言葉

「人間色々」

を地でゆく個性的なファッションのお店です。

 

パリは色々だ。。